戯言

教師付き学習のすすめ

分からないことがあっても質問しない人は多い。*1 何故質問しないのかと尋ねたら 分かってないのが自分だけだったら恥ずかしい。 後で自分で調べるから別にいい。 と言う。確かにその気持は分かる。とても良く分かる。 でも僕は分かってないのが君だけなら、…

五山の送り火

8月16日は五山の送り火でした。 というか、毎年8月16日は五山の送り火です。 真夏の京都の空を真っ赤に染めて、大文字は今年も轟々と燃え盛っていました。 関係ない話ですが、僕は送り火を見るたびに 名探偵コ○ンだったら、今頃あそこで被害者が火あぶりにな…

懺悔しつつ、はてなインターン前半を振り返る

インターン全体の振り返り記事を書きました。 今年もはてなインターンが精神と時の部屋状態だった件 (追記 2010-08-17 0:30) お詫びが一つ増えました。 以下の「株式会社はてなについて」という項目を一旦公開したは良いものの、いざ公開してみると不安にな…

夏休みがやってきた

7月最後の1週間がついに終わった!この1週間でテスト5個と論文投稿を1個こなした。 先週の今頃は一体どうなってしまうのかと、かなり緊張していて、まさに前回の日記の時点は混乱の極みにいたように思う。 何はともあれ、論文はちゃんとまとまったし(手法…

逆境の中での気の持ちようについて

テスト勉強の息抜きに軽く思ったことを書く。 調子が良いとき、結果が出たとき、僕は自分より下にいる人間を見下ろして優越感に浸ってしまうときがある。 逆に、調子が悪いとき、切羽詰まってるとき、僕は自分より恵まれた人を見上げて己れの不幸を嘆いてし…

フィボナッチ数列的見積り

僕は何かの大きさを見積もるときはフィボナッチ数を割り当てることにしています。 具体的には1を除いて2,3,5,8,13...という数字を使います。 理由は至ってシンプルで、連続数を認めてしまうと、2が3よりも少ないのと同程度50は51より小さいということになり…

何故日本で晩婚化が進んでいるのか、についての個人的な考え

いわゆる『三代目問題』についてご存知でしょうか。 三代目問題とは、ある種の「盛者必衰の理」を表すものです。 一代目 生まれは貧しい。教育を受けていないが、貧しさから抜け出すために努力し、成功を勝ちとる。 二代目 生まれは貧しいが、親である一代目…

私立ではなく国立大学を目指すことがいかに価値があるか似非科学的見地から検証してみた

いきなりですが、僕は1年浪人して国立大学に入りました。 一方、浪人して、私立大学に行った人もたくさんいます。 あの大学の○○学部は教育がしっかりしていて学べるから行きたいんだ! みたいな明確な目標があるならまだしも、残念ながらほとんどの人は4月の…

自分が影響を及ぼせる範囲に注力することが大事

今日思ったこと。 自分が影響を及ぼせる範囲に注力することが大事。 影響の内外 影響力の内側にあるもの:自分、未来 影響力の外側にあるもの:他人、過去 具体化1 意見を求められたとき、僕は、頭に浮かんだとりとめの無い意見でも言える。 でも、そうでは…

カントの道徳観についてのまとめ

3つの対立軸 カントの思想の中では、人の行いを考える上で3つの対立軸がある (道徳) 義務 対 傾向性 傾向性とは自己の欲求や利害に則って行動しようとすることであり、道徳性とは傾向性を抑制して義務に従うことである。例えば、皆に好かれたくて行う善い行…

体を動かすことが体育であって、試合結果を眺めることが体育ではない

体育の授業でサッカーをしたとします。試合をして、どういうチームだったか、試合結果はどうだったか、誰が点を取ったかなどはデータとして(例えばスコアボードに)残ります。 ここで、こんな問いを考えてみます。 体育をする、とはどの状態のことを指すか…

ウサギと徒競走することになったカメは勝負を諦めるべきだった

人は自分の強みに集中しなければいけない とドラッガーは言いました。 僕はこれに大いに賛同し、以来自分の強みとは何かをよく考えるようになりました。 それと同時に、自分の弱いフィールドで勝負せざるを得ないような状況に追い込まれた時はどうしたらいい…

高ければ高い壁の方が諦めた時笑われないもんな

僕は中学・高校と陸上の長距離をやってました。 長距離をやる人は全員Mだ!なんてことを言う人もいたりするけど、あたらずも遠からずというか、少なくともストイックに生きることが嫌じゃない人でないと真剣に取り組むことは難しい競技だと思います。 各言う…

日本はやっぱり失敗を許容しない社会なのだろうか

夏季インターンシップの合同説明会があるというので様子を伺ってきました。 各企業の説明は聞かずに、横に立ってる会社の人にあれこれ質問だけしてました。どうせ企業説明なんて綺麗事しか言わないので、聞いたって面白くもなんともないですからね! んで、…

なぜ企業は学生にコミュニケーション能力を求めるのかが分からない

コミュニケーションの持つ重要な性質は、それが成立したかどうかは聞き手側が決めるということです。 何を話そうが、誰も聞いていなければ、コミュニケーションなど成立しようが無いので、聞き手側の方が重要だということは自明です。 しかも、人は知覚する…

学部時代を振り返ってみて

前回の日記で書いた「自由の学風」の解釈についての話には、実は前置きがあったのです。 京都大学に進学するという選択は、高校を卒業したばかりの時点で取れる選択肢の中では、かなり良いものだと言えるだろう。 だが、本当に大切なのは、大学を卒業した時…

自由の学風

僕が在籍する京都大学には「自由の学風」というものがあります。この、自由の学風には色々な解釈があるのですが、僕が大学の学部過程に進学した時に、学科のある先生がこのように言っていました。 大学は君たちにあれを学べ、これを学べとそれ程口うるさくは…

僕にとって読書が大切な意味を持つとき

本を読んでいて、何物にも変えがたい喜びを感じるときがある。 真っ先に思い浮かぶのは その本に出会わなければけっして知ることのなかったであろう事実や考え方に遭遇することができたとき だ。まだ見ぬ世界の存在を感じさせてくれる、こういう出会いは大切…

日本のためにも、日本では異端児でいなければならないのかも知れない。

情報システム分析論という授業でこんな課題が出題された。 大学は、少子化問題という大きな課題に直面している。少子化問題が大学に引き起こすであろう問題と大学が取るべき対応を考える。資料を参考に、関連する「変数」を洗い出した後に、各自システムシン…

Give & Take

僕は正直言って、自己中心的な考え方をしてしまうことがある。そして、その様な考えを持ってしまう自分に辟易している。そのように考え、行動してしまうのは僕が思い描く理想の自分とは違う。かといって、一方的に利用されるのもダメだ。 それと同時に、これ…

子供と大人の境界線

小学校の時に国語か道徳の時間に読んだ、ある物語のことをふと思い出した。 話のあらすじはだいたいこんな感じ 小学1年生のAちゃんには悩みがあった。 それは、彼女が学年で最も背が低いことだ。 小学2年生の人は皆、Aちゃんより背が高い。 Aちゃんより背の…

他人の意見に振り回されないように気をつけていること。

深く知れば知るほど、身の回りで起きていることがそう簡単には割り切れるものじゃないと分かってくるもの。 逆に「こうだ!」って言い切る人は、思慮分別に欠けていたり、そもそもそのことについて深い知識を持っていないことが多いように感じる。 言い切る…

思ったことを文章にするのって難しいよね。

長文を書いてる人とか、頭の中どうなってんの?って聞きたくなる。 というか、僕の場合書いてる途中でどんどん議論が頭の中で進んで行って、気がついたらまったく別のことを考えてて 『あー今書いてるのはちょっと違うな』 ってなって、結局書き直すことが多…

意外と知られてないけど、PrimoPDFは超便利なフリーソフトだよ

PrimoPDFって知ってますか? ダウンロード⇒http://www.forest.impress.co.jp/lib/offc/document/pdf/primopdf.html こいつはWindows用のフリーソフトなんですが、超便利なんで、Windows使ってるなら絶対に入れた方がいいと思うよ。 どこら辺が便利か こいつ…

人生のTodoリスト

知人が書き記していたものを備忘録として記す。 Todoリストを短期中期長期にして、 長期のやつも毎日確認すること。 重要だけど緊急でないことをおろそかにしないこと。 っていうか、何が重要かを認識しておくこと。 風呂とトイレを毎日きれいに保つこと。 …

影響が及ぶ範囲に注力する

ミクシイに久しぶりに日記書いた。で、せっかくだしこっちにも転載。 GWを満喫しているマイミクのみなさん、こんにちは。 お久しぶりです。元気ですか? さて 長い学校生活の中で忘れられない出来事って沢山ありますよね。 何かに熱中した記憶だったり、何気…

変貌−エクステンション−

昨日新幹線で京都から実家のある神奈川に帰ってきました。 その道中、隣に同年代の女性が座りました。化粧毛のあまりない、ショートヘアの女性だったのですが、着席するなりおもむろにカバンから化粧品を取り出してメイクを始めました。僕はこの人がどんな感…

「Launch cafe at 京都大学」に参加してきた。

先日京都大学の時計台で開催されたLaunch cafe at 京都大学に参加してきました。 http://sites.google.com/site/thelaunchcafe/announce/launchcafeatkyoutodaigaku 参加者が事前に考えてきたアイデア(=シーズ)を発表し、それについて議論しアイデアを深めて…

RealBookMarkを作った理由の一つ

RealBookMarkを作った理由はいろいろあるのですが、その中の一つに「他の人はどこに注目して読んだのかを知りたい」という動機があります。同じ本を読んでも感じ方は人それぞれです。なのに既存のサービスは本全体のレビューばかりで、「何ページの○○がよか…

それの渦

早くも大学院生活の48分の1が終了しました(ぇこの間に研究室にB4がやってきて、修士に新しい友達が沢山できて、狙ってたIT Keysに落ちて、その代わりIT Spiralという先進的スペシャリスト育成プログラムというのに通りました。http://it-spiral.ist.osak…