日本はやっぱり失敗を許容しない社会なのだろうか

夏季インターンシップの合同説明会があるというので様子を伺ってきました。
各企業の説明は聞かずに、横に立ってる会社の人にあれこれ質問だけしてました。どうせ企業説明なんて綺麗事しか言わないので、聞いたって面白くもなんともないですからね!
んで、まぁ色々な人と話してきたんですが、その中で

将来的には起業しようと思ってる

と言う人がいて、面白いことを考えてそうだ、と思ったのであれこれ聞いてみました。
で、その人とのやり取りの中でこんなやりとりがありました

僕「将来独立したい!と思っている人を積極的に採用する会社は多いけど、いざ行動に移そうとすると引き止めがあったりして牙を抜かれるようなことって多いと言いますね。特に、例えば、結婚したりすると、家族もいるし難しくなったり。そこんとこ実際に働きながら起業を目指していてどう思いますか?」
相手「まぁ、そういう所で迷う人は、起業したとしても絶対に成功しないだろうね。」

この相手の人の発言から僕が何を思ったかというと

この人は、日本では一度起業に失敗したらその失敗を取り返すことはできない、と感じているんだなぁ

ということです。取り返せると思っているなら、とりあえず一回やってみて、ダメでももう一回挑戦すればいい、と思うはずですから。
話を聞いている限り、結構真面目に起業を考えている人のようでしたが、そんな人が

絶対に成功しなければいけない、やり直しがきかないんだ

と、思ってしまうということは、いかに挑戦することに二の足を踏んでいる人が多いかを暗示しているように思います。
だけど、僕は例え1000人が失敗したとしても、その中に一人でもホームランを打つ人が現れれば、社会全体としては十分に取り返せると思うので、そういう挑戦をガンガンできるようにすべきだと思うのです。
でも、実感として日本の社会はそういう風にはできていないようです。
だけど、そんなの悲しいです。
僕は、人々が何事にも積極的に挑戦できて、しかも失敗したとしても諦めずに挑戦し続けられるような、そんな感じの日本を作っていきたいです。
失敗を許容できる社会に。
ふと、そんなことを思った春の夕暮れでしたとさ。