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巨人の肩に乗れば地平の彼方を見渡せる

この記事、複数の話題が出てくるが、タイトルにあるエンジニアの生産性についての話題が興味深かった。 「10倍プログラマ」の神話、Ruby on Railsの生みの親が語った高い生産性のカギとは!? DHHが語る10倍エンジニアというのは、10倍のコードを書くスーパー…

知行合一とインド映画とファインマン

大河ドラマ「花燃ゆ」を観てて、吉田寅次郎が「知行合一」という言葉を使っていた。 王陽明は、知って行わないのは、未だ知らないことと同じであることを主張し、実践重視の教えを主張した。朱熹の学(朱子学)が万物の理を極めてから実践に向かう「知先行後…

認知的不協和と学位について

昨年の小保方事件の頃のことだったと思うが、彼女の博士論文にも不正が指摘されにわかに博士号というものの価値についての議論が湧き上がったことがあった。 さまざまな意見が出たが「博士号取得は難しくあるべきだ」という意見が、大学で高等教育を受けた人…

プログラミングと守破離

何かを学ぶとき「守破離」を大事にしている。 まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。最終的…

禅問答は何故屁理屈的なのか、あるいはどうすれば言葉を超越できるのか

公案、いわゆる禅問答は屁理屈で論理的に破綻していて聞き手をあざ笑うかのような印象を受けるものばかり。真面目に取り合うとバカにされていると感じるのが普通なのに、人はその世界に惹きつけられる。全くもって不思議な話だ。 なぜ禅というか禅問答はそん…

能動的行動

英語ができるようになったら海外に行く、という心持ちだといつまでたっても英語が使えるようにはならないのが一般的だと思う。 同じことが「ブログを書く」みたいなアウトプットでも言えて、まずは十分にインプットをしてから、という姿勢でいるとアウトプッ…

人生80年

本とか映画とか絵画とか。何でもいいんだけど、芸術作品と触れ合わずに過ごすにはあまりに長い。

読み終えた小説の山を眺めて思うこと

「細部に魂が宿る」という言葉がある。 小説を読み終えて後になってふと物語を思い返すとき、頭に浮かぶのはクライマックスであったり、非常に印象深いシーンであったり、そういう一つ一つの場面を切り取って思い返すのが普通だろう。それらがどうやってつな…

思い込みで眠る

小さい頃から寝付きが悪い。 眠れないと不安になってますます眠れなくなる。負の連鎖。 あるとき「暗い部屋で横になって静かに目を閉じているだけで、眠っているのと同じ効果がある」という話を耳にして、あー眠れなくてもじっとしてればそれでいいのか、と…

「殴っていいのは殴られる覚悟のあるやつだけ」は物理的な話題にとどまらない

とある増田に書いてあって確かにその通りだなと思ったことなんだけど他人を批評するくせに、自分やその周りの人を批評されるのを許せない人は自己中心的だ。 「他人の娘を不細工と笑うのに、自分の娘が不細工と他の男に笑われるのが許せないというのはおかし…

比喩力を高めるために洞察力を磨く

直接的な説明では全く分からないことを、比喩を使うと一発で理解できるようになることがある。 そういう上手な比喩が出来る人は凄く頭の良い人だと感じるし、そういう人になりたい。 どうすればそうなれるのか。 最近の考えは、比喩力を高めるにはその前に洞…

苦労は売らない限りしない

この話の前提には、好きなことに対する苦労は苦労であって苦労でない、というのがあると思ってほしいのだけど、自分は極力苦労したくないと思っている。世の中には自分と同じ苦労をしなくていい人の存在を認められない人というのが(おそらく日本には特に)…

例えばジブリの音楽を聴いていてふと昔が懐かしくなったりするのは、ジブリ作品が自分の幼き日に大きな存在感を持っているからだと説明ができる。けど、菊次郎の夏なんて見たこともないし特に何か大きな関わりを持っていたわけでもないけどsummerを聴くと胸…

昨日ベッドに横になってぼんやりと考えていたイメージ。 出発点に立っている。 自分を囲むように同心円状に壁が幾層にも打ち立てられている。 壁を壊して進んでいくが、どの方向に進むのも自由。 ある一定の方向に進んでもいいし、複数の方向に分散してもい…

最近の気分を、とても抽象的に表現するなら 放射状に伸びる足あと 自分だけが歩きだせずにいる 京都大好きだし、願わくばずっとここにいたいと思っていたけど、このイメージを生み出す最大の要因が「独り京都に残っている」という状況にある気がしてならない…

バーナム効果というのがあって、簡単に言うと「誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分だけに当てはまる正確なものだと捉えてしまう心理学の現象(by wikipedia)」のことらしい。簡単な話が占いのネタバレみたいなもんだ。 例えば「…

少年らしさ

少年の心を失ってない人がいい と言う人がたまにいるけど、この年になって分かってきたのは、大人になっても少年の心を失う人はいなくて、ほとんどの場合主に外的な理由でそれを隠して生活しているだけ。世間一般的に少年の心を持ち続けていると評される人は…

分かりやすく説明できること

分かりやすく説明する人というのは、分かりにくくしている箇所を省略して説明出来る人のことだ。そして、たいていの場合その省略箇所にはその人にとって不都合な話題が含まれている。 「技術者は分かりやすく伝えるべきだ」とか「本当に頭が良い人は分かるよ…

ManUのfacebookアカウントが日本語のポストもしている

Manchester Unitedの公式facebookアカウントを購読してるんだけど、最近ふとした折に日本語のポストを見かける。当たり前だけど、これら日本語のポストは香川選手に関する話題が多い。 このアカウントは世界で2700万以上の人がLikeしているアカウントなので…

初対面

先日昔のバイト先で出会ったフリーランスのエンジニアの人と久し振りに会おうという話になって、その席で見知らぬお姉さんを紹介された。普段は親しくない人とは会わない主義というか、単に人見知りなだけなんだけど、知らない話を沢山聞けて凄く楽しかった…

雑記

バイアスから完全に開放された思考実験を行えたらいいのだけど、現実はそう簡単にはいかない。「人はその人が見たいと思ったものを知覚する」という言葉が生まれるくらい、偏った考えというのはありふれた物で、むしろそれが普通と言っても過言でない。 特に…

ここは「イイ!」を論じるところであって「ワルイ!」を論じるところじゃねー

ネットサーフィンしていてたまたま見かけた言葉。 我がブログのサブタイトルとしよう。 ここは「イイ!」を論じるところであって「ワルイ!」を論じるところじゃねー

疑問の表明

どんな些細な疑問でも、尋ねられたなら真摯に向き合いたいと思う。 しかし、それはその人の代わりに考えてあげるということであってはならない。 自分の頭で考えたのでなければ、その疑問が真の氷解を迎えることはないはずだ。 これはそのまま自分の態度にも…

「勉強して何の役に立つの?」と言う子供にどう応えるか

「こんなの勉強して何の役に立つの?」と言う子供になんて応えるべきか。 Web上では「これが正しい対応だ」と得意げになっている人がいるけれど、そのどれも納得のいくものでない。だって、僕ら人間は十人十色で、だから、正しい答えも子供の数だけ存在する…

何が悔しいかって

実力を発揮できないこと以上に悔しいことってそうそうない。

偶然の意見

様々な議論、例えば政治に関する話題の場合、多くの人の意見というのは、最初に見聞きしたその人が「納得できる」意見に流されることが多い。 経過としては 特定の問題が話題になる ↓ 新聞やテレビ、インターネットで件についての誰かの意見を見る(誰の意見…

同調圧力

誰かが何かを「面白い」と言っているのに対して「面白いですね」と同意しなければならないような空気が広がっている感じがする。 けれど、どれだけ多くの人が面白がっていても、自分が面白いと思えないなら、それは、やっぱり面白くないものだ。 その判断基…

目上の人間がメモをとらねばならない

今日研究室の先生と晩ご飯を食べていて「学生とのやりとりは全部その場でメモをとる。そうすると学生は『この先生は自分の話をメモに取ってまで聞いてくれているんだ』と思ってくれるし、こちらはいざという時にその学生にどのような対応をしたかが残せる。…

studygiftに思うこと

studygiftとかいうサービスが話題になっている。 お金が無くて大学に行けない学生が己の貧困っぷりをコンテンツにしてお金を恵んでもらうサービス。 第一号の女の人は奨学金取ってたけど、それだけじゃやっていけずバイトしてたら学業成績が落ちて、結果奨学…

極太のΠ

インフラチームのアプリケーションエンジニアという役職でアルバイトをしている。あくまでもアプリエンジニアだから、インフラ部所属とは言えどもサーバのオペレーションとかはほとんどしない。でも単にアプリケーションを作るだけでなく、サーバのパフォー…