数学の英語表現を学ぶには「Help Your Kids With Maths」が結構いい

Help Your Kids With Maths

Help Your Kids With Maths


技術的な話題を英語で説明しないといけない機会がそれなりにあるのだけど、特に数学の英語表現が分からず苦労することが多かった。専用の言い回しを知っていれば明快に相手に伝わるのに、遠まわしな表現をした挙句勘違いされたり。なんとかしたいなーと思っていた。
そんな折に見つけて買ったのが本書。
この本は小学校から高校までの子供を持つ親を対象に、数学の復習ができるように書かれた本で、自然数とは何かという話から始まり、学校数学を広く浅く英語で解説している。なので、細かい証明の類の話題は一切無しで、ひたすら数学の現象を英語で説明してくれている。高校の代数や確率論、数論などまでカバーしているので、よほど高度な話題を扱わなければ十分な内容だと思う。図が多用され、純粋に読み物としても面白かった。
この本をひと通り読めば、例えば数列の第3項は英語で 3rd term であるということが分かる。もちろん item や element でも通じるだろうけど、数学には特にそれと決まった固有名詞が意外と多いので、そういうのを知っているのと知らないのとでは結構違ってくると思う。