就職活動と人生ゲーム

人生をゲームに例えたりすると、このご時世、やれゲーム脳だなんだと言われそうなのですが、比喩を用いて考えてみることで本質が見えてくるということは大いに有り得ると思うのです。
そもそも比喩というのは、一見すると関係のなりAとBの間を取り持って新しい価値を見出すという、非常に高等な言葉遊びなのです。
以前もブログで書いた記憶があるけれど、真に新しいアイデアというものは存在せず、そこにあるのは新しい組み合わせに過ぎない、故に、比喩力とアイデア力というのは非常に近しい関係にあるのです。


話がそれました。


皆さんはポーカーというゲームを、ルールは知らなくとも、存在ぐらいはご存知でしょう。
カジノに行ったら、まぁたいていの所にはポーカーテーブルがあると思われます。ドラクエも例に漏れません。


さて、唐突ですが、このポーカーというゲームで勝つために最も重要なこととは一体何でしょうか。
対戦相手との心理戦や、最適な戦略など、非常に高度な能力がゲームに勝つために必要だと、想像する人も多いでしょう。
時にはハッタリをかます度胸が大事なのかも知れません。


確かにこれらは大切ですが、残念ながら最も重要というわけではありません。


ポーカーに勝つために最も重要なことは、

  • どのテーブルに座るか
  • どの瞬間にテーブルを移るか

この2つです。
ポーカーというのは、客対客のギャンブルで、胴元はゲームの参加料を徴収します。
そのため、弱い相手と戦えば、それだけ勝機は大きくなります。


人生をゲームに例える、という話だったけれども、私がここで言いたいことはつまりこういうことなのです。
「人生においても、テーブルの選択こそが最も重要」


就職活動というのは、ある意味テーブルの選択に近いものだと思います。
夜遅くまでES書いたり、企業説明会に行ったり、業界研究したり。
それらの努力が実り、皆にとってベストなテーブルに着けるといいですね。
でも忘れないで欲しいのは、テーブルは1つではないということ。
テーブルを移るタイミングは、テーブル選択と同じくらい大切なのです。


なんか偉そうに書いてしまったけれど、そんなことを考えている最近の僕です。