「長所」と「強み」の違い
長所と強みの違いって何ですか?
僕の中での住み分けはこんな感じです。
長所=絶対評価
強み=相対評価
長所と強み
- 長所
- その人の持つ普遍的な良い性質
具体的に言うと、「長所」を問われた場合は相手が誰であろうと、競争相手が誰であろうと、答えが変わりません。
「責任感が強い」などは、どこにいったとしても普遍的な良い性質だと思われます。「あの人は僕より責任感が強い。だから僕の長所は違うんだ。」とはならないはずです。
一方、「サーバ管理の経験がある」などは花屋にとってはどうでもいいことなので普遍的とは言えないでしょう。
- 強み
- 他者との比較する上で強調されるべき特質
「強み」は例えば就活の面接だとしたら「(他の人にはない、自分の)強み」という意味であって、自分より責任感が強い人がいるなら「責任感が強い」というのは強みとは呼べません。*1
「サーバ管理の経験がある」などは相手企業によっては強みになりえる内容だと思います。もしも、花屋さんがHPを自前で運営していた場合、他の面接者との差別化に繋がる大きな強みになるでしょう。でも、もしあなたよりサーバ管理に長けた人が競争相手にいたら、強みではなくなってしまうかも知れません。
強みを伸ばせ
そこら辺の自己啓発本を手に取れば「強みを伸ばそう」というようなことはいたる所で書いてありますね。
強みってのは環境に左右されるんです。差別化する要因だと言えば簡単かも知れない。
というわけで、強みを伸ばすなら、自分がいる環境をよく観察することが大事なんじゃないでしょうか。何かの能力を磨いても、自分よりそれが上手な人がいたり、周囲の環境から必要とされないような能力だったらそれは強みとは呼べないですからね。
まぁ、これはあくまでも僕個人の認識なのですけど、あながち間違ってはいなんじゃないかなーと思ってます。
そういう訳で、僕は単にプログラミングが上手なプログラマになってしまわぬように、これから飛び込むであろう環境の中で強みとなるような分野を、残りの大学生活では重点的に伸ばしていこうかと思っています、よ。
*1:それでも、オレは一番責任感が強い自身がある!という人は堂々と言えばいいと思います。