きみはポラリス
恋愛小説なぞ普段は読まないのだけれど、「船を編む」を読む前に id:mooz 君に薦められていた縁もあって手にとって読んだ。
短篇集ということもあって、気軽に読める。
恋愛をテーマにしているけれど、いわゆる王道の恋愛ものは無いので、そういうのを求める人はもっと別の本を当たった方がいい。
逆に、王道恋愛ものにアレルギー反応がある人はいいかもしれない。
ちなみに、amazonで最も参考になったと評されるレビューに
2005年あたりから、すごくうまくなってるな、と最後の初出一覧(色々なアンソロジーなどに収められたものがまとまっているので、初掲載誌とか載ってました)を見てしみじみ。
とあるけれど、全11作品中1本が2002年でそれ以外は全て2005年以降のもの。どうしてこういう結論に至ったのか疑問でならない。